2012/01/11 体質って何の質??
今年もランニングセミナーの講師をさせていただき、8日に私の回がありました。
今年は、“もし怪我をしてしまった場合・・・怪我・痛みのケア法・処置法”というお題です。
よくケガや病気の話になると【体質】という言葉がでてきますが、
【体質】とは何の質か?というお話もさせていただきました。ケア法の講義としてはちょっと意外な切り口ではないでしょうか。
全部は載せきれないのでさわりだけ・・・・
【体質】って文字通り【体の質】ですね。
では何の質かというと“細胞の質”です。人間の体はおよそ60兆個の細胞からできています。この細胞も最初は1個からはじまり、お母さんのお腹のなかで十月十日かけておよそ1兆個から2兆個になって生まれてきます。
それを成長とともに20歳くらいまでに細胞分裂を繰り返しながら60兆個にまでしていきます。
成長期がこの過程をみても重要なのがわかりますが、大人になってからも大事になります。
細胞は大人になっても絶えず入れ替わるからです。
白血球なら約5日、肝臓なら200日、身体全体、骨も含めると1年で85%ぐらいは新しくなっています。
この細胞の質を決定しているのが、“血液”。
血液から材料をとっているんですね。でもいい血液は体をちゃんと循環していないといけない。
血液の製造には栄養と酸素が絶対に必要。
材料がないと細胞は作られないんです。
あなたの体はあなたがとった栄養からしか作られないということ。
栄養をとっても血液を循環させないと意味がない。
栄養に酸素に、それから血液を循環させる動きがないとだめなんです。
ランナーさんが怪我から回復するときや、痛みのケアをするとき、How toのように、
この痛みにはこのストレッチとか、この運動とか・・・・ってなりがちです。
それが間違いではないけど、根本的なところが分かっていないと、痛み→治療→痛み→治療というサイクルからは抜け出せない。
ランナーさんには【体質】という言葉を逃げに使わないようにして欲しい。
他人任せにせずに、自分を作りあげていってくださいね。
今日実践して明日結果がでるというものでもありません。
でも、1年が立つと85%は新しい自分になってるんですから!!
・・・・・・そんなお話も盛り込んだ講座でした。
私の回は終了しましたが、あと2回ほどセミナー講義が残っています。
2月5日(日)14時〜16時 食べたものでしか人の体は作られないスポーツ栄養学。
3月4日(日)14時〜16時半 マラソン大会間近!あと1〜2週間でできること。
スポーツ栄養学では、私のこのさわりの部分から、石河先生のよりわかりやすい栄養学が聞けるはず!!私も昨年この講座を受講させていただきましたがそれ以来、小魚のおつまみ買ったりして出来る範囲ですが実践していってます。
ちなみに石河先生には、スケートのバックアップセミナーでも栄養学をお願いしているくらい頼れる先生です!!
ぜひ、お時間のあるかたは受講してみてくださいね!